[附巻0031]【十二年、平万祉、民に八丈島を織るの法を教ふ。】薩州の人、酒匂氏、方に国に抵り、仕を受け、名を友寄(平万祉、名乗は景文)と改む。此の人、善く八丈島織法を知る。王、万祉をして、久米島に至り、八丈島織(俗に紬と叫ぶ)を教へしむ。