[附巻0042]【附道雪入道、力を本国に効し以て大和横目となる。】崇禎年間、経受徳(俗に道雪入道と叫ぶ。名乗は兼詮)、太守公の命を奉じ、中山に移り来る。容貌衣服は、改めて球人と為し、始めて大和横目と為り、球人及び鎮守官員の行事の善悪を観察す。其の後、日本人、中山に居住する者は、多く此の職を授く。近世に至り、本国の人、薩州の命を奉じて此の職に任ず。