[附巻0055]【十二年、住吉神社の宮殿を重修す。】小禄郡儀間邑の人、嘗て住吉大明神の石像を請じ、地を邑北に卜して、神宮を創建し、之れを其中に奉安す。後年に至り、其の神社の宮は、已に敗壊を致す。順治己亥、麻作愿(儀間親雲上真時)、募縁化施するに、人民銭銀を喜捐して此の宮を重修す。康煕丙子、麻氏儀間、日本商民川内氏等と各々資貨を出し、人民に募化して拝殿を建立す。