[附巻0192]【十四年辛酉、始めて銅銭一文を将て鉄銭一文に抵用す。】薩州有る所の小銭、漸を逐ひて減少し、通用維れ難し。是を以て、上は蔵庫より、下は属国に至るまで、銅銭一文を将て、鉄銭二文に扣抵し、一律に通用す。本国に至るも、亦公項より以て世間に至るまで、小銭裕かならず、以て通用し難し。是れに由りて、薩州と同じく、銅銭一文を将て、鉄銭一文に抵用す。