[附巻0219]【本年、薩州、大赦を行ふに因り、本国も亦准じて罪を酌して赦を行ふ。】此の年伝聞す、薩州は、京都の大慶有るに因り、乃ち大赦を行ふ等語と。此れに因りて、本国も亦罪科を見察し、或いは減じ或いは免じて以て恩典を示す(本国赦を行ふの一款は、薩州諭飭の令無しと雖も、然れども、若し赦を行はざれぱ、応に薩州法制に協ふべきや否やの処、以て国に在りて議定し難し。故に本文の如く、減等して赦を行ふ)。