[本文0004]【始めて国を分ちて三区と為し、且城都を建て、画野分郡して以て按司を置く。】始めて厥の山川を相し、分ちて三区と為す。一は中頭と曰ふ。即ち中山なり。一は国頭と曰ふ。即ち山北なり。一は島尻と曰ふ。即ち山南なり。且城都を中山に建て、名づけて首里と曰ふ。次後、画野分郡(俗に郡を呼びて間切と曰ふ)し、毎郡按司を置き、首里に奉事せしむ。而して上下安し。