[本文0013]【始めて国城の規模を宏む。】太古の世、天孫氏首めて出でて君と為るや、始めて城都を中山に定め、国殿を創建し、王化を肇開して万民を統汲キ。是れよりの後、君王と為る者は皆此の城に居る。然り而して規模窄隘にして制度未だ備はらず。舜天王に至り、善政を覃敷し、遐邇を撫綏す。其の規模を宏めて壮観頗る新なり。