[本文0019]【附一僧禅鑑国に至り、極楽寺を創建す。】咸淳年間、一僧、名は禅鑑、何処の人なるやを知らず、舟に駕して那覇に飄至す。王、輔巨に命じ、精舎を浦添城の西に構へしむ。極楽寺と名づく。禅鑑禅師をして居らしむ。是れ我が国仏僧の始なり(歴年久遠にして寺既に荒壊し、今存する無し)。