[本文0027]【二十三年、明の太祖、使を遣はして招撫す。王、始めて投誠納款し、以て中国に通ず。】太祖、行人楊載を遣はし、詔を齎して国に至り、国王を招撫す。王、其の詔を受け、即ち弟泰期を遣はし、表を奉じ臣と称して方物を貢す。太祖、王に大統暦及び金織文綺・紗・羅各五疋を賜ひ、泰期に衣幣を賜ひて差有り。是れに由りて琉球始めて中国に通じ、以て人文維新の基を開く。