[本文0111]【尚徳王神号八幡之按司又は世高王と称す。即位元年(明の天順五年辛巳)三年、冊封使潘栄・蔡哲等、勅を齎して国に至る。】明の英宗、正使吏科右給事中潘栄・副使行人司行人蔡哲を遣はし、勅を齎して国に抵らしめ、故王尚泰久を諭祭し、世子尚徳を封じて中山王と為す。仍王及び妃に皮弁冠服・綵幣等の物を賜ふ。既にして例に照して全く竣り、帰国す。