[本文0121]【国人、王世子を弑して以て城外に葬る。】王、人と為り、聡明勇猛にして才力人に過ぐ。智は諫を拒ぐに足り、言は非を飾るに足る。放辟邪侈にして、略忌憚無し。群臣畏懼して敢へて言はず。王已に薨じ、世子幼冲なり。法司、世子を奉じて立てんと欲するも、国人皆叛き、遂に与に世子を弑し、以て禁城外に葬る(俗に腓城と叫ぶ)。