[本文0146]【始めて貢使の人数を定む。】正議大夫梁応・長史蔡曦等、恭しく貢物を進む。礼部奏して曰く、琉球国の進貢、旧制は、京に到るもの、少きは則ち四五十人、多きは則ち六七十人にして、倶に賞を給して差有り。邇ごろ各国の進貢率ね奸弊多きに因り、毎国、止、五七人を許し、十五人を過ぎずして京に到る。余は倶に辺に止まりて、以て命を侯つ。今、該国使臣、止、正議大夫梁応等十五人の京に赴くを容し、例に照して賞を給し、其の余の六七十人は、倶に辺に留め、宜しく布政司に勅して官帑を発し次を以て均しく給すべし。甚だしくは柔遠の意を失するに至らざるに庶からんと。憲宗之れに従ふ。