[本文0152]【十三年、貢使の人数を加へ定む。】王、蔡実等を遣はし、大行皇帝に香(重さ五十斤)を進めしむ。別に王舅麻勃都等を遣はし(庚戌京に至る)、孝宗の登極を表賀せしむ。麻勃都、具呈して言ふ、本国来貢の人員は近ごろ、止、十五人の京に赴くを許すのみ。物多く人少なく疎失を致すを恐ると。又言ふ、本国の貢船岸に抵れば所在の有司、止、口糧百五十名を給し、其の余は多く未だ給を得ずと。孝宗命じて、京に来るは五人を増し、口糧二十名を増すを許し、著して例と為す。