［本文0167］【二十六年、一堂を城外沼中に創建し、以て方冊蔵経を蔵す。】尚徳王、使を遣はして朝鮮に至らしめ礼物を呈す。時に朝鮮王李、方冊蔵経を以て使者に托し、帯び回りて尚徳王に進む。王薨ずるの後、其の経、尚存す。故に尚真王、城門の外に于て、地を鑿ち沼を作り、一亭を水中に創建して、之れを此に蔵す。歴年、稍久しく、堂壊れ経朽ちて空地と成る。天啓辛酉、尚豊王改めて弁財天女堂を建つ。