[本文0203]【十三年、毛見彩に奥渡より上の扱理を授く。】毛見彩(保栄茂親雲上盛実)奥渡より上の扱理に任ぜられ、以て国頭より与論永良部島に至るの事を掌る。今、諸家の譜を按ずるに、昔より今に至るまで、未だ此の職に任ぜらるる者を見ず。特、毛見彩なるもの有りて、曾て奥渡より上の扱理と為るのみ。而して歴年已に久しく、よりて稽詳する莫し。