[本文0205]【附阿弥陀堂を那覇・東西の地に建つ。】往古の世、素、阿弥陀堂を那覇東・西の地に建てて、以て崇信を為す。後世に至り、亦西福寺を建てて、其の阿弥陀如来を移安す。嘉靖年間、地蔵堂を改建す。是れに由りて、今世に至りて俗に阿弥陀堂と叫ぶ。康煕丙午間、住僧頼意、其の西福寺を将て、俗人に売去して、以て家宅と為す。後、亦地を久茂地にトし、桂林寺を改建して、其の如来を奉安す。而して浄土宗の僧、其の寺に住持せり。