[本文0216]【王、金を以て命を請ふも、冊使受けず。】王、冊封を受くるとき、金四十両を以て、例として冊使に餽る。今番、郭汝霖等受けず。王舅穆源徳等、メに入り京に赴きて、襲封の恩を謝し、並びに金を齎して命を請ふ。世宗曰く、朝廷の命使、謝を受くるの義無しと。詔して汝霖等の辞するを聴し、尋いで二臣の遠行を以て労はしめ、各々錦幣を賜ふ。