[本文0217]【葛宜盛、石木奉行に任す。】往昔の世、未だ此の職を聞かず。是の年に至り、始めて葛宜盛(座喜味親雲上秀昌)に令して石木奉行に任ずるならんか。歴年久遠にして、従りて稽詳する莫し。近世に至り、別に木奉行を設けて、専ら宮殿を重修し、及び器物を修造するの事を管せしむ。