[本文0234]【附江永沢、瓦奉行に任ず。】万暦年間、王永沢(小橋川親雲上孝韶)、瓦奉行職に任じ、陶瓦并びに焼瓷等の項を総管す。近世に至り、別に焼物奉行を設け、各々其の事を管す。今赤瓦奉行、其の事を総管す(昔、中国の人有り。来たりて此の国に至り、地を国場邑に卜し、始めて第宅を開きて栖居す。即ち陶窯を真玉橋邑に造り、恒に瓦を焼き、以て家業と為すと爾云ふ)。