[本文0309]【五年、始めて法司官並に唐栄人外の官員士臣、大朝に逢ふ毎に、皆、球衣冠を穿つことに定む。】天孫氏の世、蕉麻の類を取りて、布を成し衣を作り、之れを人民に教へて、以て寒暑を禦がしむ。洪武癸亥に至り、始めて中華に通ず。時に、勅して金印章服を賜ふ。茲よりの後、王及び百官、大朝に逢ふ毎に、皆、中華の衣冠を穿ちて、以て典礼を行ふ。今番、法司官並びに唐栄官員を除くの外、百官士臣、皆、球衣冠を著して、大朝礼に入見することに改定す。