[本文0319]【三年、按司尚象賢、琉球世鑑を編修す。】本国、素、王の世譜無し。王、尚象賢羽地按司朝秀に命じ、旁く父老を訪ひ、博く籍典を採り、窃かに参考を致し、始めて番字を用ひて琉球世鑑を編修す。而して中山王世統の興廃・政治の美悪及び昭穆親疎・事業功勲、燦然として遡るに足り、昭然稽ふるに足る。中山世鑑此れよりして始まる。