[本文0349]【十六年、陸得先、メに入りて、悉く白糖・氷糖並びに漆器の法を学ぶ。】陸得先(武富親雲上重隣)、命を奉じ、慶賀使に随ひてメに赴く。即ち南鼓山の地に到り、良師を尋覓して、悉く其の教を承け、白糖・氷糖を熬き、並びに朱塗黒赤梨地に乃ち金銀箔等を製造するの法を伝授して帰国す。就ち、其の漆器並びに金銀箔の法を将て、具摺勢頭に教授し、且白糖の法は、浦添郡民に教授す。