[本文0378]【士臣、官に陞れば、其の冠を頂戴して、以て拝謝を行ふことに改定す。】往昔の時、申口官は、紫巾官に擢んでられ、紅冠は、黄冠に擢んでられ、緑冠は、赤冠に擢んでらる。然れども皆旧冠を頂戴して、城に進み拝謝し、而して後に其の位冠を戴く。今年改定して、官位に擢んづる毎に、必ず其の官位の冠を戴きて、拝謝の礼を行ふ。