[本文0423]【始めて官員の大紳を定めて以て品級を分つ。】本国の官員は、素、中華の大紳を用ひて、以て大朝の礼を為す。小朝は亦球衣冠帯を用ふ。清朝に至り、大朝には改めて、球大帯を用ひ、以て官位の品級を定む。而して、今王及び王子・按司は、皆錦緞帯を用ひ、法司以下、申口座等に至るまでは、皆黄地八糸竜紋帯を用ひ、座敷は、赤地八糸竜紋帯を用ひ、当座以下は、皆雑色花緞細帯を用ひ、諸郡掟・目差より、以て家来赤頭・匠工輩に至るまでは、皆、雑色の布帯を用ふ。