[本文0455]【正月十一日、衆僧祈福することに改定す。】往昔の世、正月の吉を択び、聖家の僧皆下庫理に聚会し、二夜三日読経説法して以て祝福を為す。是の年に至り、輔臣公議して以て題定を為し、正月十一日より起して十三日に至るまで、止、聖家の僧のみ、城に進みて祈福し、禅家の僧は、皆、円覚寺・天王寺・天界寺に聚り来り、亦各懺法三十三座の修法を行ひ、以て国王泰平、群黎安楽を祝す。