[本文0488]【暦書を印造して周く国中に行ふ。】康煕戊午、蔡肇功(湖城親方)、王命を奉じ暦法を学ぶ為に、正使耳目官向嗣孝(前川親方朝年)に随ひて福州に到り、薛一白に追随して尽く其の法を学び、壬戌年に至りて国に回る。蔡肇功、司暦官と為り、刻板を重修して遂に大清時憲暦を印造するを為し、頒ちて国中に行ふ。