[本文0543]【葉壁山の玉陵を改修す。】尚真王、始めて一瓦屋を伊平屋島に造り、其の屋内に亦一屋を結び、板を以て之れを蓋き、二石龕(俗に厨子と叫ぶ)を以て其の中に放在し、以て宗祖の屍骨を奉ず。是の年に至り、歴年久遠にして既に壊敗を致す。彼の島のw掾A玉陵を重修するを題請す。是に由りて、王、楊自昌(伊是名親雲上昌武)に命じて玉陵を重修せしめ、石を築きて屋を作り、亦石灰を以て其の屋を塗り、以て堅固偉観に供ふ。