[本文0551]【御系図官を設置す。】王、尚弘徳(東風平王子朝春)に命じ、始めて御系図奉行職を授く。而して始めて群臣をして各家譜を修せしめ、已に二部を謄写して以て上覧に備ふ。其の一部は御系図座に蔵し、一部は御朱印を押して以て頒賜を為し、各伝家の至宝と為す。此れよりの後、按司・親方、或いは二三年にして交代し、或いは四五年にして交代す。今、一年を限りて交代す。