[本文0557]【聖家僧寺の知行高を改定す。】素、護国寺に知行六十斛、臨海寺に三十斛を賜ふ。其の知行の内、各十斛は乃ち其の寺を修葺するの費と為す。又神応寺・万寿寺・神徳寺・聖視寺・神宮寺は、知行二十五斛なり。其の知行の内各十三斛は乃ち其の寺を修葺するの費と為す。是の年に至り、各寺の住僧呈請し、以て其の修葺する所の知行を還す。此れよりの後、公朝より以て修葺を為す。