[本文0567]【始めて唐栄官員、各々人を指して薦挙し、以て総理唐栄司を授くることに定む。】素、唐栄の諸大夫、公同に人の才知を相議し、僉、呈文を具して以て薦挙を為し、以て総理唐栄司(俗に総役と称す)を授くる有り。今日に至り、諸大夫より以て通事に至るまで、各位、宜しく此の職に任ずべきの人を擢挙し(内に某人の名並びに自ら用ふるの名印を紀し、外は亦封包す。俗に入札と叫ぶ)、固く名印を封じて法司に禀報し、法司、多く薦挙せらるるの人を以て聖上に転聞し、擢んでて総理唐栄司と為すことに改定す。其の入札、此れよりして始まる。