[本文0582]【始めて、吟味官に陞る者、座敷位を拝することを定む。】吟味官に陞る者は、年紀の最少を論ぜず、伶俐能幹なる者を撰び、擢んでて公事を議せしむ。是を以て或いは当座より陞る者有り、或いは親雲上より陞る者有りて、爵位に係らず。然り而して吟味官は重職に任ずる者なり。是に于て朝議して、吟味官に陞る者は、直ちに座敷位を拝せしむ。