[本文0619]【那覇の古場津笠を改め安んず。】往昔の時、此の石、海中より浮び来る。人皆之れを見て深く奇とし且怪しみ、遂に崇信して神と為し、名づけて古場津笠と曰ふ。是の年、那覇人民、那覇外の辻邑の西に安置し以て祭祀を為す。然れども、何れの年にして来るかを知らず。