[本文0666]【総管、擢んでて通事と為す。】往昔の時より、進貢船隻は、天后菩薩を奉安して、以て往還に便す。即ち総管職を設立して、他をして朝夕香を焚き、以て神庇を祈らしむ。且、作事・水梢を総理して、以て船隻を駛す。是れに由りて、或いは筑登之、或いは生員、以て此の役職に任ず。是の年に至り、此の職を拝授する者、必ずや擢んでて通事と為す。永く著して例と為す。