[本文0720]【円覚寺住持覚翁、遍ねく花木を天徳山に栽ゑ、特に褒書を賜はる。】円覚寺は乃ち宗廟にして、諸寺の比すべきに非ず。其の住持覚翁長老、冊封の天使、将に本国に臨まんとするの故を以て、花木を栽して以て美観を致す。因りて褒書を賜はる。