[本文0727]【尚純王神主を宗廟に奉安す。】王太子尚純公、未だ即位せずして薨ず。是れに由りて、其の神主は、天界廟に奉安して、以て祭祀を致す。一日、王、其の神主を以て、宗廟に附せんとす。即ち摂政尚祐等をして、転じて紫金大夫程順則に問はしむ。則ち恭しく明の建文帝、考妣を追尊して、皇帝太后と為し、宗廟にム享するの詔を抄して、以て聖覧に備ふ。此の故に、其の神主を円覚廟並びに崇元廟に移安して、大いにム祭を致す。