[本文0744]【始めて首里の世士の有位人を以て、御番役と為し、以て王城を守らしむ。】是より先、王城を守衛する者は、田家拝位の人にして、輪番して守る。下庫理を守る者の如きは、其の親雲上二人、御番所を守る者の如きは、其の親雲上二人・其の筑登之二人、西御殿を守る者の如きは、其の筑登之一人なり。是に于て、始めて首里の世士の有位者十八人を以て、御番役と為し、各々俸禄二石を賜ふ。