[本文0817]【漢字御右筆と改名し、員数及び年俸を加増す。】往昔の時より、唐栄の能く漢字を書するもの一員を択擢して、中華に往還するの文を繕写せしめ、之れを名づけて漢字筆者と曰ふ。但年俸二石五斗を給し、相附二名は年俸有ること無し。是の年の冬、改めて漢字御右筆と名づけ、主取一員・相附一員(共計主取一員・御右筆一員・相附三員なり)を加設し始めて年俸を賜ふ。主取一員は、年俸五石、御右筆一員は年俸三石、相附三員は、毎名年俸二石なり。雍正庚戌の春、其の主取の年俸二石、右筆は四石、相附は二石を加給す。