[本文0862]【大世閉開の礼を裁去す。】毎年六月朔日丑の時、大いに城門を開き、暫時にして亦閉ぢ、以て嘉礼と為す。諺に云ふ、此れ福神を迎接するの義と為すと。然れども未だ何れの代にして始るかを知らず。是の年に至り、其の礼を裁去す。