[本文0921]【始めて離国行旅の家、夜歌舞して以て祝することを禁ず。】国俗、凡そ離国行旅の家は、其の生日・佳節に値ふ毎に、聚女、鼓を鳴し、歌舞を為して、以て其の福を祝す。夜に入りても已まず、直に天明に致る。或いは亦戯歌淫詞、唱へざる所無し。誠に婦女の当に為すべき所のものに非ず。是を以て、其の俗を禁止し、只、日中、祝歌を唱へて舞ふことを許す。