[本文0924]【始めて鋳物師主取を設け、以て年俸を賜ふ。】泊邑の屋比久、貢使に跟随して、前みて中華に至り、己に熟銅の法を学びて、本国に帰り来り、人民に教訓す。是れに由りて、前に鋳物師を設くるも、而も主取有ること無し。是の年に至り、始めて其の主取を設け、以て年俸三石を賜ふ。