[本文0929]【始めて諸郡邑民の丁銭(俗に日用銭と叫ぶ)を定む。】諸郡邑の人民、毎名年に日用銭(即ち丁銭是なり)六十貫を納む。而して居民日に増して繁く、丁銭日に愈々多く、以て郡邑人民、日に疲を致す。是れに由りて、王、御物奉行をして、始めて公司の費用、四十万九千百貫零を定めしめ、諸郡邑の人民に均分して、以て丁銭若干を定め、永く著して例と為す。