[本文0934]【始めて医士の万金丹を献ずるを裁つ。】往昔の時、太医より医士に至るまで、正月元旦及び大朝の日に逢ふ毎に、皆百官とqじく見朝を致す。後世に至り、王、医士の、諸邑に巡至し、人民を療治して、余力有ること無きを念ひ、竟に其の見朝を免ず。此の時に至り、始めて、万金丹を王上に献じ、永く著して例と為す。戊申の年より、亦以て見朝す。是れに由りて、医士をして、百官と同じく、御甕酒を献ぜしめて、其の万金丹を献ずるの典を裁つ。