[本文0945]【始めて円覚・天王・天界廟に、元旦・冬至並びに朔望・佳節及び聖忌の日・春秋二分・盂蘭盆等の日期、香を焚き、茶を献じ、点燈することに定む。】円覚寺・天王寺・天界寺等、正月初一日より二十日に迄るまで、七月初七日より十二日に至るまで、十六日より二十日に至るまで、冬至・朔望、佳節・春秋二分・且先王五位の聖忌(円覚廟に円王・質王・貞王・純王・益王等の聖忌及び御宿忌の礼有り。天王廟には只四位の聖忌及び御宿忌の礼有り。天界廟には、聖忌の礼有ること無し)に逢ふ毎に、各々日に二次、燈を点じ、香を焚き、茶を献ず。且又春麦・夏稲、初めて薦む。且先王五位の御宿忌等の日期に各々日に一次、燈を点じ、香を焚き、茶を献ず。七月十三日・十四日は、毎日三次、燈を点じ、香を焚き、茶を献じ、十五日は四次、燈を点じ、香を焚き茶を献ず。