[本文1032]【始めて聞得宮の東西南の宅を裁ち、以て曠地と為す。】聞得宮、後は山林に依り、東西南は皆一路を隔てて以て人宅に開く。是の年に至り、甚だ人家に近く、誤りて火災を起すこと有るを恐れ、其の宅を除去して尽く曠地と為し、竹木を栽植して、以て其の災殃を避く。