[本文1120]【仲城間切和宇慶村の寡婦武戸、貞節勤倹なり。】和宇慶村に戸登新垣の妻武戸と曰ふ者有り。二十五歳にして寡し、其の一男一女有りと雖も、倶に嬰児に係る。人々婚を求め、父母亦嫁せしめんと欲するも、武戸、節を守りて従はず。且勤倹家を治む。