[本文1138]【粟国山、各処に光輝あり。】素、八重川嶽及び処々の荒野に、一たび紅光有りて恰も火燭の如ければ、則ち人畜倏ち瘟疫(俗に炙煩と叫ぶ)に染み、三四日を閲せずして死す。今番、彼の巡検官具呈して報称す。故に此に記す。