[本文1148]【祝部・宮童に、始めて銀簪を插し、又足袋を服するを許す。】宮童、神楽を為す時、供物を神前に奉備す。又神舞を為す時、祝文を唱へ、亦手を打ち節を為す。其の勤むること此くの如し。然らば則ち宮童の服する所、美ならざれば、神を敬せざるに至る。此れに由りて、新参の士にして、此の役を為すと雖も、銀簪を插し、勤めを為すの時、亦足袋を服するを許す。