[本文1163]【三十九年、始めて勘定座の員役を増減す。】勘定座大屋子は、原是れ六員にして、其の中三員は、専ら日帳方を勤め、其の大屋子三員・筆者九員・仮筆者十八員を以て勘定方事務を掌管す。然れば則ち仮筆者は、四五年の間に至りて、筆者に陞るを得、仕路の遅延する有るを恐る。是れに由りて、今大屋子三員を増して勘定方に附し、始めて仮筆者三員を減ず。