[本文1173]【八重山百歳の老女に爵位・物件を賜ふ。】八重山島宮良村の赤頭仲宗根仁屋の母は、名を南風と曰ふ。平素身を謹しみ、生を養ひ、年一百歳に至る。是れ太平の人瑞と為す。故に其の称呼、黄冠の妻と同じきを賜ひ、併せて糸綿二把を賜ふ。後一百三歳に至りて、身故す。