[本文1174]【皮弁冠の縫・玉の数を増す。】皮弁冠(即ち玉御冠なり)は、原、制九縫にして、其の中央の七縫は、五色の宝珠・金銀の玉を用て飾と為し、左右二縫は、玉飾無し。乾隆十九年に至り、始めて三縫を定加し、共に十二縫なり。其の中の八縫は、毎縫、珠玉二十四顆を用ひ、左右、二縫は、毎縫二十顆を用ひ、二縫は、毎縫十七顆を用ひ、共計珠玉二百六十六顆なり(其の皮弁は、乾隆二十年に於て造成し、二十一年冊封後に至り、方めて用ふ)。